遠近 - をちこち
をちこち 【遠近・ 彼方此方】
①あちらこちら。
②未来と現在。または過去と現在。
③「-のひと」で旅人の意。
江尻浩二郎
遠近家、打ち聞き家、igoku編集部メンバー、演出者、地域文化に関わる活動をする人、リサーチする人、ツアーを作って演じる人、太鼓を打つ人。UDOK.部員、日本太鼓道場メンバー、横川じゃんがら念仏踊り保存会員、上三坂ヤッチキ踊り保存会員。
1970年11月3日、福島県いわき市小名浜生まれ。小名浜育ちの小名浜衆。東京大学法学部第3類政治コース卒。大学時代より演劇活動開始。その後原付(スーパーカブ50)に着替えと寝袋を括り付け足掛け10年ほど国内を流浪。所持金がなくなると住み込みで働き、当時の全市町村および多くの有人離島を見聞。さらに周辺諸国を巡ったのち、中央アジア・キルギスで職を得、某国際機関職員として戒厳令下の文化事業を企画運営。震災後悩んで帰郷し、地元の某コミュニティFMで中山間地域のネットワーク作りを担当。2015年からフリーランスとなり、地域文化・地域史、芸能・地域包括ケア・異文化理解などの分野で横断的に仕事を請け負う。非常勤講師を務めていた某私大で2023年4月から職員兼教員となり、15か国285名の外国人留学生とともに昼も夜もない喧騒の日々。2024年10月より再びフリーランス。
戯曲『人魚まる裸みだ髪』でもりげき戯曲賞グランプリ。自作『 リミッターカット』の演出で日本演出者協会若手演出家コンクール優秀賞。 いわきの地域包括ケア「igoku」でグッドデザイン賞2019金賞(ファイナリスト5位)。 そのほか、海と日本プロジェクト「磐城国海の風土記」連載。カオス*ラウンジ市街劇「百五〇年の孤独」リサーチャー、地元小名浜を中心にツアー作品上演多数。主要な打ち聞きテーマは泉藩廃仏毀釈、ヤッチキ踊りの起源と伝播、潮目の風土と民俗。